子どもがスイミングスクールを嫌がる理由は何?子どもの年齢や進級状況で違う対処法
「子どもがスイミングスクールを嫌がるので、連れて行くのが大変」
「習い事なので続けてほしいが、見ている自分のほうがしんどい」
スイミングスクールを嫌がっていると、続けさせるか迷いますよね。
ここでは、子どもがスイミングスクールを嫌がる理由と対処法をご紹介します。
子どもには子どもなりの事情があるため、見守る方々の助けになれば幸いです。
目次
未就学児がスイミングスクールを嫌がる理由は何?対処法とは
スイミングスクールに通い始めたばかりか慣れてきたかで理由は異なります。
未就学児がスイミングスクールを嫌がる理由をみていきましょう。
スイミングスクールへ通い始めたばかりの未就学児が嫌がる理由と対処法
通い始めたばかりの未就学児が嫌がるのは、環境に慣れていない場合が多いです。
スイミングスクールは非日常の空間。
大きなプールと蒸し暑い室内、知らない子どもやコーチたち。
落ち着く場所でないことは確かです。
慣れるまでに1年間はかかると思いましょう。
お友達が習っているスイミングスクールへ一緒に行くという手もあります。
お子さんの話も聞きながら、見守ってあげましょう。
もし水を怖がっているなら、こちらの記事をご一読ください。
↓
シャワーを怖がらない!子どもの初めてのスイミングスクール前には『水慣れ準備』をしよう
スイミングスクールに慣れてきた未就学児が嫌がる理由と対処法
慣れている未就学児が嫌がるのは、進級するにつれて練習量が増えたことが考えられます。
平泳ぎやバタフライを習得するクラスになると、泳ぐ距離も増えます。
泳ぐこと本来の楽しさを学ぶ段階に入ったといえるでしょう。
練習内容の変化に戸惑ったり、慣れるまでは嫌がったりするかもしれません。
本人の話を聞きながら、今までがんばってきたことを褒めてあげてください。
悩むようであれば、早めにコーチに相談するのがおすすめです。
スイミングスクールによって相談方法が決まっていれば、指定された方法で相談します。
特に決まっていなければ、受付に伝言(概要とお子さんのフルネーム・現在級、連絡先電話番号、電話に出られる曜日・時間帯)を残して折り返し電話をもらう形にすればよいでしょう。
また、未就学児がプール内で待機する際に足がつかずしんどいから練習を嫌がることもあります。
スクール開始前に赤台(プールサイドに置いてある水深を調節する台で最近は赤以外の色もあり)を入れてもらえれば解決しますが、まずはコーチに相談しましょう。
赤台はかさばるうえ重く準備が大変なため、初級クラス優先という現実があります。
もし赤台使用が難しいという回答ならば、壁につかまるかコースロープに軽くつかまって待機する許可を得ましょう。
理由なくコースロープにつかまって休むと、安全上注意される場合が多いです。
許可を得てつかむ場合は指が挟まれないよう気をつけて、フロートと呼ばれる浮きの部分を軽くつかみましょう。
小学校低~中学年がスイミングスクールを嫌がる理由は何?対処法とは
スイミングスクールに通い始めたばかりか慣れてきたかで理由は異なります。
小学校低~中学年がスイミングスクールを嫌がる理由をみていきましょう。
スイミングスクールへ通い始めたばかりの小学校低~中学年が嫌がる理由と対処法
通い始めたばかりの小学校低~中学年が嫌がるのは、水への恐怖心がある場合が多いです。
今までに何か水で嫌な思いをして、苦手になったと思われます。
ぜひ、こちらの記事をご一読ください。
↓
シャワーを怖がらない!子どもの初めてのスイミングスクール前には『水慣れ準備』をしよう
既に苦手意識を持っている場合は、根気よく向き合う必要があります。
あせることはありませんので、少しずつ慣れていきましょう。
とはいえ、小学校の水泳の授業が心配な方もおられると思います。
授業でゴーグルの使用が可能であれば、ぜひ使ってください。
子どもの水への恐怖心を和らげることが先決です。
水難事故に備えるためにも、水中で慌てないよう慣れておきましょう。
スイミングスクールに慣れてきた小学校低~中学年が嫌がる理由と対処法
慣れている小学校低~中学年が嫌がるのは、進級のペースが落ちて練習がおっくうになっていることが考えられます。
まだまだ遊びたい年頃なので、泳ぐ練習が続くとつまらなく感じるかもしれません。
スイミングスクールによってはキャンプや季節のイベントを開催しているところもあるので、いつもと違った体験に参加してみるのもいいでしょう。
思い切ってスイミングスクールを変えてみるという選択肢もあります。
公式サイトを見比べていくと、指導方針にはかなりの違いがあります。
お子さんがある程度泳げるのであれば、選手コースが充実しているところがいいでしょう。
「選手なんて考えていない」「何だか大変そう」と思われるかもしれません。
選手コースでは、速く泳ぐ練習をします。
速く泳げると、子どもはとても喜びます。
単純に身体が気持ちいいのです。
水が高速で流れていき、自分で波を起こして乗っていくような感覚はなかなか味わえないものです。
チャンスがあるのであれば、ぜひ挑戦してほしいと思います。
小学校高学年がスイミングスクールを嫌がる理由は何?対処法とは
スイミングスクールに通い始めたばかりか慣れてきたかで理由は異なります。
小学校高学年がスイミングスクールを嫌がる理由をみていきましょう。
スイミングスクールへ通い始めたばかりの小学校高学年が嫌がる理由と対処法
通い始めたばかりの小学校高学年が嫌がるのは、進級できない場合が多いです。
がんばっているのに進級できないと、嫌になりますよね。
スイミングスクールには進級表と進級基準があります。
これができれば次の級に上がれるという目安です。
公式サイトやスクールに掲示されている場合もあるので、確認してみましょう。
最近では、動画を活用して予習や復習ができるスイミングスクールがあります。
子どもと一緒に活用できそうなら、料金や詳細も確認したうえで検討するのもいいでしょう。
なかなか進級できないのであれば、早めにコーチに相談するのがおすすめです。
スイミングスクールによって相談方法が決まっていれば、指定された方法で相談します。
特に決まっていなければ、受付に伝言(概要とお子さんのフルネーム・現在級、連絡先電話番号、電話に出られる曜日・時間帯)を残して折り返し電話をもらう形にすればよいでしょう。
スイミングスクールに慣れてきた小学校高学年が嫌がる理由と対処法
慣れている小学校高学年が嫌がるのは、練習がマンネリになってきたことが考えられます。
小学校高学年ともなれば、思春期の入り口。
嫌だと思えば、こっそりとサボることもできる年齢です。
練習を「やらされている」と感じると、意欲が低下してしまいます。
習い事としての水泳から、次の段階へと移行する時期がきたといえるでしょう。
水泳はタイムを競う競泳のほかに、飛び込みやアーティスティックスイミング、水球などもあります。
さらにダイビングやサーフィン、トライアスロンなどのウォータースポーツもあります。
目標や目的を持って、自発的に泳ぐほうが楽しめるのは間違いないでしょう。
子ども自身に考えさせることも重要です。
すぐに答えが見つからなくても大丈夫。
結論を急がず、子どもが最終的に納得できるようにしたいですね。
まとめ
子どもがスイミングスクールを嫌がる理由は、子どもの年齢や進級状況で違ってきます。
通い始めたばかりの未就学児が嫌がるのは、環境に慣れていない場合が多いです。
慣れている未就学児が嫌がるのは、進級するにつれて練習量が増えたことが考えられます。
通い始めたばかりの小学校低~中学年が嫌がるのは、水への恐怖心がある場合が多いです。
慣れている小学校低~中学年が嫌がるのは、進級のペースが落ちて練習がおっくうになっていることが考えられます。
通い始めたばかりの小学校高学年が嫌がるのは、進級できない場合が多いです。
慣れている小学校高学年が嫌がるのは、練習がマンネリになってきたことが考えられます。
各対処法もご紹介しましたので、一助になれば幸いです。