4泳法をマスターしたら挑戦!マンネリを打破する面白い練習法

マンネリを打破する面白い水泳練習法

「4泳法は泳げるけど、もう少し上手に泳ぎたい・・・」
「練習がマンネリで、変化が欲しい・・・」
同じ練習の繰り返しは飽きてしまいがち。
ここではキックとストロークの面白い練習法をご紹介します。
難易度は高めですが、泳法を向上させる効果が期待できます。

マンネリ打破!面白い練習法【キック編】

面白い練習法【キック編】

まずはキックの面白い練習法を2つ、ご紹介します。
なるべく空いているコースで練習するのが、おすすめです。
天井を向いて、いわゆる背面状態で浮かびながら練習します。
正しいキックが打てていれば進みますが、問題点があれば沈むかもしれません。
沈んだ場合は慌てずに立ち上がり、呼吸を整えてから再チャレンジしましょう。

≪難易度☆☆≫ 背面状態で平泳ぎキック

天井を見ながら壁を蹴ってスタートしたら、仰向けで平泳ぎのキックを打ちます。
両腕は脚のほうへ伸ばし水面に浮かべておくか、スカーリングしてもかまいません。
スイスイ進んだ場合は正しい平泳ぎのキックができている証拠です。

キックするたびに脚が沈むのなら、蹴り始めや蹴り終わりの位置が深すぎるのでしょう。
蹴り始めのときには、膝が水面から出ないようにキックします。
蹴り終わりは脚全体が水面に浮かぶように、つま先までしっかりと伸ばしてください。

≪難易度☆☆☆≫ 背面状態でバタフライキック

天井を見ながら壁を蹴ってスタートしたら、仰向けでバタフライのキックを打ちます。
バサロキックの練習ではないので、潜水したり手を頭上で伸ばしたりする必要はありません。
両腕は脚のほうへ伸ばし水面に浮かべておきましょう。
上半身はなるべく動かさず、腰から下だけが動くようにキックします。

しっかりと進む場合は正しいバタフライのキックができているといえます。
あまり進まず、その場でキックし続けるような感じがするなら、蹴る方向を改善しましょう。
水の塊を、水上ではなく後ろ方向へ蹴り出すイメージでキックしてください。

マンネリ打破!面白い練習法【ストローク編】

面白い練習法【ストローク編】

次はストロークの面白い練習法を2つ、ご紹介します。
なるべく空いているコースで練習するのが、おすすめです。
腕の動作に集中したいので、キックはあまり打たないようにしてください。

≪難易度☆☆≫ 水面タッチでクロール

クロールのリカバリーの際、指先を水面につけながらゆっくりと手を戻します。
指先で水面に弧を描くようなイメージ。
肘を高く保つ(ハイエルボー)状態を、自分で確認することができます。
水面ぎりぎりを指先でなぞるように腕を戻しましょう。
指先が身体のそばに近づくほど、より肘が高くなることを実感できます。

≪難易度☆☆☆≫ グーでクロール

両手をグー(げんこつ)にしたまま、クロールを泳ぎます。
腕全体を使って水の塊を引き寄せ、後ろへ押し出しましょう。
手のひらが使えなくても、身体を上手に使えばクロールは進みます。
グーでクロールは試金石です。
形だけでない本当のストロークができているか確かめることができます。

面白い練習法は通常の練習とセットで効果アップを狙う

通常の練習とセットで効果アップを狙う

面白い練習法は通常の練習に組み込むのがおすすめ。
背面状態で平泳ぎのキックを練習したら、通常の平泳ぎの練習もします。
ヒントを得たら即実践することで、練習効果アップを狙いましょう。

楽しみながら水をとらえる感覚を覚えたら、泳ぎも進化する

普段とは違う練習をすると、水をとらえる感覚も変わります。
体調や泳力を考慮しながら、どんどん試してみると楽しいですよ。
例えばグーでクロールがきついときは、チョキでクロールにするなど。
水の中でどう動けば進みやすくなるのか、身体が覚えてくれます。
楽しみながら、泳ぎを進化させていきましょう。

まとめ

マンネリを打破して泳法向上を目指す面白い練習法をご紹介しました。
背面状態で平泳ぎやバタフライのキックをする【キック編】。
水面タッチやグーをしながらクロールをする【ストローク編】。
いずれも通常の練習とセットにすることで、練習効果アップを狙います。
変化をつけた練習法で、楽しみながら泳ぎを進化させましょう。