クロールの息継ぎのコツ!息継ぎで沈まないクロールとは

クロールの息継ぎが楽になるコツ

「クロールの息継ぎが苦しい」「沈んでしまう」原因を解消してクロールを得意種目に!

泳ぎを安定させるには、いくつかの決まった法則があります。

要は『浮いて、進む』という目的を達成すればOK。

クロールの息継ぎを楽にするシンプルな方法ばかりですので、ぜひチャレンジを!

クロールの息継ぎは『頭をできるだけ寝かせる』

クロールの息継ぎでは頭を寝かせる

クロールの息継ぎで水面に出てよいのは、顔の半分位までだと思ってください。

水面上に頭を起こしてしまうと、水の中とはいえ重力の影響を受け沈みやすくなります。

クロールの息継ぎで沈まないためには、腕に耳をつけるように頭を寝かせて浮力を得ましょう。

頭を寝かすことで、腕も前へ伸びて上体も安定しやすくなります。

クロールの息継ぎは『キックを多めに打つ』

クロールの息継ぎでキックは多めに

クロールは息継ぎのときに沈みやすいので、キックの推進力で補おうというわけです。

この方法は大人でキックが得意な方と、子どもにおすすめです。

クロールの息継ぎの時には、キックを多めに打ちましょう。

大人はローリングの練習になり、子どもは息継ぎでひっくり返りそうになるのを防止できます。

クロールの息継ぎは『手で水を押さえず腕を前へ伸ばす』

クロールの息継ぎでは手を前へ伸ばす

クロールの息継ぎでよくある失敗は、手で水を押さえつけながら頭を上げてしまうことです。

下方向への力が加わると沈みやすくなり、頭が起きることで身体が傾いてさらに沈んでしまいます。

水泳において上下に力を加える動きはありません。

水泳の動きを細かく分けると身体は前へ伸ばし、水を押し出すのは後ろです。

全ては『浮いて、進む』ために導き出された技術です。

クロールの息継ぎで腕を前へ伸ばせば浮力も得られますし、抵抗を減らせばキックの推進力を活かせます。

クロールの息継ぎは『目線を斜め後ろに』

目線は斜め後ろでクロール息継ぎ

最初にご紹介した『クロールの息継ぎは頭をできるだけ寝かせる』の補助方法です。

「寝かせるといってもどこまでかわからない」という方や子どもにもわかりやすい方法です。

泳ぐときの目線というのは、実はとても重要。

いつもどこに目線を合わせて泳いでいますか?

ふらふらと目線が定まらないとまっすぐ泳げませんし、抵抗を生んでしまいます。

クロールで息継ぎをするときには、目線を斜め後ろにして泳ぎましょう。

クロールの息継ぎは『回数が少ないほうが安定する』

ノーブレスのクロール

クロールは息継ぎを減らせば、より速く泳げて安定します。

競泳選手は短距離のタイムを縮めるために、クロールの息継ぎ回数を減らします。

無理は禁物なので、ご自身の泳力や体調を考慮して決めるようにしてください。

いきなり挑戦するのではなく、普段の練習から少しずつ回数を減らして様子を見ましょう。

大切なのは、基礎的な技術の向上であることに変わりはありません。

まとめ

クロールの息継ぎのポイントは、頭、キック、腕、目線、回数です。

息継ぎの時間は短いほうがよいので、息を瞬時に吐き出す練習も効果的です。

口元の水を息で吹き飛ばせるようになれば、時間が短縮できます。

クロールの息継ぎで沈まないためには、息継ぎの時も前へ進むイメージを持つことです。

腕を伸ばすときは肩甲骨を意識して肩から動かすようにしましょう。

クロールの息継ぎが楽になれば、泳ぐ距離も伸ばせますね!