ぐんぐん前に進むキック!板キック25Mを今よりも速く泳ぐ

基礎からキック-板キックを速く泳ぐ

スイムだとそれなりに進むのに、板キックだと進まない・・・。

大人だとある程度は腕の力で進むので、つい後回しになりがちなキック。

推進力のあるキックを習得すれば、速い泳ぎにつながります。

板キック25Mを今よりも速く泳ぎましょう。

キックは内股!膝下を曲げずに太ももから動かす

太ももからのキック

そもそもキック自体がよくわからないという方も多いです。

大人向けの水泳教室でキックだけを教わることが少ないからです。

まず、脚の動きを確認しましょう。

太ももの動きに膝から下が連動

脚は少し開いた状態にします。

キックは太ももから動かすことで、膝から下がついてきます。

膝だけを曲げてキックしてはいけません。

水面を叩くだけになり、前には進めないからです。

ぐんぐん進むためには、太ももからしなるようなキックをしましょう。

脚はかなり内股にする

脚を内股にすれば、広範囲の水をとらえることができます。

両足の親指が触れ合うくらいの、内股です。

足首に力を入れないようにしてください。

水を塊としてとらえるために、足首の力を緩めておきましょう。

イメージが大切!水の塊をとらえて蹴るキック

イメージトレーニングの方法

キックは水の塊を蹴ることで推進力を生み出します。

水を塊としてとらえるには、イメージが効果的。

実際に水中で試せる方法を2つご紹介します。

イメージその1『水中ボール蹴り』

水中に立ってサッカーボールを蹴るような動作をします。

ここで大切なのは、蹴る前に太ももを意識すること。

太ももを後ろに引かなければ、上手に蹴れません。

膝下や足首に力が入ると、うまくいかないでしょう。

太ももから動かして、膝から下が連動するように蹴ります。

イメージその2『湧き出す温泉』

プールサイドを使った腰掛けキックにチャレンジします。

人にぶつからないように、空いている場所を使いましょう。

プールサイドに腰掛けたら、座った状態でキックを始めます。

水面にボコッと温泉が湧き出るようなキックが理想。

内股で太ももからしなるようなキックを心がけます。

実践!板キック25M

プールで泳ぐ

さあ、今まで練習してきたことの集大成です。

ビート板を使って25M板キックをしてみましょう。

板キックが速くなるコツもご紹介しておきます。

スタートの勢いを利用する!キックごとに波に乗ろう

板キックはスタートの勢いを利用します。

全身をバネのように使って壁を蹴ってください。

スピードを保つようにキックを打ちます。

キックごとに肩を使って上半身も前へ押し出しましょう。

波に乗って水面を滑るように進めたら、完璧です。

まとめ

キックは内股で太ももから動かして進みます。

本文にある内股の目安を参考にしてください。

水の塊を蹴るイメージトレーニングを2つご紹介しました。

イメトレは子どもでも可能ですが、大人のほうが効果的でしょう。

板キックには水泳技術が表れます。

キック技術を磨いて、泳ぎそのものを向上させていきましょう!