初心者に重視してほしいポイントは呼吸!水泳が上手になるコツ

初心者向け水泳上達のコツ

水泳の上達で一番妨げになるものが、呼吸。

初中級レベルの方でも呼吸が苦手な方は多いです。

ここでは初心者に重視してほしい呼吸のポイントをご紹介します。

せっかく水泳を始めるのなら、上手になりたいですよね。

水泳が上手になるコツをつかんで、どんどん上達しましょう!

ゆっくり息を吐きながら、沈む感覚を覚えましょう

息を吐いて沈む感覚を知る

「沈んでいいの?」と思われるかもしれません。

通常の初心者レッスンでは、浮くことから始める場合が多いです。

しかし、上手に浮くためにはきちんと沈む必要があるのです。

人間は息を吸えば水に浮き、息を吐けば水に沈んでいきます。

水中で浮く感覚をつかむためには、まず沈む感覚を知りましょう。

水中ウォーキングをしながら沈む感覚を覚える

水中ウォーキングをしながら息を吐いて沈む感覚を覚えます。

プール内の水中ウォーキングができる場所を使用してください。

まずはゆっくりと歩き、前方に出した足が着地するときに息を吐きます。

慣れてきたら腕の振りや脚の開きを大きくしてください。

息を吐いたときに沈み込む感覚を繰り返し覚えましょう。

バブリングしながら沈む感覚を覚える

息を吐いて水中に泡を発生させながら沈む感覚を覚えます。

誤って水を飲んだとき慌てないよう、プールの端などで練習しましょう。

どの程度まで息を吐けば身体が沈むのか、試してください。

少しずつ息を吐きながら沈んだら、立ち上がって息を吸って繰り返します。

最終的に頭が浸かる程度まで沈めばOKです。

息継ぎで息を吸うときは短く「パッ」

これから水泳を覚える上で、早めに身に付けておきたいのが息継ぎです。

息継ぎは口を閉じてから短く「パッ」と開くのがコツです。

慣れないうちは実際に「パッ」と発音しながら練習しましょう。

水中で練習するときは、口元が水面すれすれにくるようにします。

口元にある水を「パッ」と吹き飛ばす勢いで、息継ぎをしてください。

浮くためにはリラックス!水中でバランスをとる練習

リラックスして水中でバランスをとる

沈む感覚を覚えたら、いよいよ浮く練習に入ります。

水に浮くために必要なのは、まずリラックスすること。

そして身体をまっすぐに伸ばすことです。

水に触れる面積が多いほど、浮力を得られます。

さらに息を吸って、肺を浮き袋にすれば浮くことができます。

プールの端で伏し浮き

プールの端をつかんで、うつ伏せで浮きます。

泳いでいる人が近くにいない場所で練習しましょう。

身体に余計な力が入ると沈みやすくなります。

リラックスして、身体が水平になるよう保ちます。

浮くバランスを覚えましょう。

だるま浮き

水中で丸まってだるまのように浮いてみましょう。

肺が浮き袋になっていることを実感しますよね。

身体をできるだけ小さく丸めて、浮いてみてください。

立ち上がるときは慌てず、ゆっくり身体を広げます。

無理せず、少しずつ練習しましょう。

蹴伸び(けのび)で水泳の基本姿勢をチェックする

蹴伸びで水泳の基本姿勢を確認

『沈む』と『浮く』の集大成が蹴伸びです。

蹴伸びは沈んでプールの壁を蹴り、身体をまっすぐにして浮上する練習です。

身体が水面に浮かんだ後、ゆっくりと足を下ろして立ちます。

沈まないで蹴伸びをすると、水の抵抗をかなり受けてしまいます。

今後習得するターンのためにも、必ず沈んでから蹴伸びをしてください。

蹴伸びの姿勢(ストリームライン)の重要性

蹴って伸びた際の姿勢はストリームラインと呼ばれ、水泳で重要視されます。

水泳が上手になるコツは、ストリームラインを意識することです。

蹴伸びの練習で、水泳の基本となる姿勢をチェックしましょう。

両腕は耳の横か、肩が柔らかい方は耳の後ろでまっすぐ伸ばします。

壁を蹴った後、1本の線のようにまっすぐ進んでいくイメージを持ちましょう。

まとめ

水中で浮くためには、まず沈む感覚を覚えることから始めます。

呼吸をコントロールすることで、水中の身体感覚の変化を知るためです。

呼吸(息継ぎ)は多くの方が苦手とするところです。

しかし、初めに呼吸をマスターしておけば大きなアドバンテージになるでしょう。

ストリームラインに関しても同様です。

初心者の方には、熟練したコーチのレッスンを受けることをおすすめします。