速くなるタッチターン!クロールのターンで水泳の技術を磨く
ターンが苦手という方は多いのではないでしょうか。
なぜなら、レッスンで教わる機会がほとんどないからです。
後回しにされがちなターンですが、極めれば泳ぎも上手になります。
速く滑らかなタッチターンを目指すためのポイントをご紹介します。
目次
速くなるターンは5mラインから準備!減速はNG
ターンは単に壁をけるだけではありません。
5m前からターンの準備を始めましょう。
プールの底に5mラインが見えたら、速度を落とさない。
ターンは泳いできたスピードを利用して、効率よく身体の向きを変える動作です。
徐々に加速しても構いませんが、夢中になって壁にぶつからないように。
どちらの手を壁につくか決めて、タイミングを合わせる
ターンしやすいほうの手で壁にタッチできるように準備します。
5mラインから何回腕を掻けば壁まで届くか、実際に試してみましょう。
毎回多少の誤差はあるので、腕を回す速さを変えて調整してください。
壁ぎりぎりまで泳ぐと危ないので、直前になったらターンする手を伸ばします。
ターンする前に、しっかり身体と片手を伸ばす
泳いできたスピードを落とさずターン動作に入りましょう。
ターンをする前に、身体と伸ばした片手を一直線にすることで抵抗を減らします。
このとき、水の流れに乗ってスーッと壁まで近づけたら理想的。
キックはストップして脚はやや開いた状態にしておきます。
速くなるターンは壁際2秒が勝負!水泳技術を凝縮させよ
壁際で速くターンするためには、ターンはすばやくします。
ターンにかけてよい時間は2秒です。
水中での身体感覚を研ぎ澄ませてください。
こうすれば速くなるという感覚を自分で掴むのが、水泳の醍醐味といえるでしょう。
壁にタッチしたら、すぐに身体を小さく折りたたむ
壁に触れたら頭を出して呼吸し、すぐに肘と両脚を曲げて身体を壁に引き寄せましょう。
壁と逆方向に上体を傾けることで、自然と身体が横になります。
息を吐いて、全身を水中に沈めてください。
水中でさらに膝を曲げて、全身に力をためる
両足はつま先立ちのようなポーズをとり、壁につけます。
さらに深く膝を曲げたら全身をバネのように使って、力強く壁をけりましょう。
水中を突き進むようなイメージで、ロケットスタートをします。
速くなるターンは勢いに乗る!水流を制してターンを制す
水流を最大限に利用することが、ターンを速くするポイントです。
壁をけって得た推進力を使って、勢いに乗ります。
水中では腕を伸ばして、ストリームラインを保ちましょう。
壁をけった勢いが弱まりかけたときにキックで補う
水中で壁をけった勢いが弱まってきたら、すぐにキックを打ち始めます。
できるだけ強く細かいキックを意識して、水中を一直線に進みましょう。
ターンすると体力を使うので、すぐに水面に浮上したくなります。
しかし、勢いが続くのならば水中を進んだほうがタイムを縮めることができます。
最初は5mラインを目標にして、水中を進みましょう。
まとめ
クロールのターンには、速くなる水泳技術が凝縮されています。
ターン前後でストリームラインを保つ技術。
身体感覚を研ぎ澄ませてターンする技術。
水流の勢いに乗って、キックで推進力を補う技術。
速くターンしているときを見れば、その人の泳力を知ることができます。
水泳技術を高めて、泳ぎを進化させましょう!